ヨーロッパep28 🇬🇧セント・ポール大聖堂

前回、レミゼラブルのロンドン公演を見に行きました。

今回はセント・ポール大聖堂に行きます。

セント・ポール大聖堂(St. Paul’s Cathedral)

アクセス・入場料

セントポール大聖堂は、ロンドン中心部にあり、「セントポール駅」から徒歩数分の距離です。入場料は大人が£25でした。今のレートだとかなり高額ではあるので、たくさん観光する人はロンドンパスを購入した方がいいと思います。

また、日曜日は礼拝が行われているため、一般観光の時間が限られることに注意が必要とのことです。

セント・ポール大聖堂とは

セントポール大聖堂(St. Paul’s Cathedral)は、ロンドンの象徴的な建築物のひとつであり、長い歴史と壮麗な建築美を誇る場所です。16世紀末に始まったイングランド宗教改革の時期に誕生し、その後も様々な歴史の舞台として重要な役割を果たしてきました。

歴史

セントポール大聖堂は、7世紀のはじめに初代が建立されたのが起源とされており、ロンドンの信仰の中心として発展してきました。

2代目は10世紀後半にヴァイキングによって焼かれ、3代目はサクソン人が建てましたが1087年に消失してしまいました。

現在の大聖堂は、17世紀のグレート・ファイア(ロンドン大火)で4代目が焼失した後、クリストファー・レン(Christopher Wren)卿によって再建されました。再建は1668年に開始され、1710年に完成。今でも多くの市民から親しまれる存在です。

また、第二次世界大戦のロンドン大空襲時にもセントポール大聖堂は標的となりながらも、無傷で立ち続けたことで「ロンドンの強さの象徴」として世界中に知られるようになりました。

近年では、チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式が行われた場所としても有名です。

建築様式

セントポール大聖堂は、バロック建築の傑作とされています。特にそのドームは大聖堂の建築を象徴する存在です。ドームの高さは約111メートルで、完成当時はイギリスで最も高い建物でした。内部には3層構造のドームがあり、内側の天井画は細やかなフレスコ画で彩られています。

その他にも、建物の西側に位置する二つの鐘塔や、ファサードのコリント式の柱が見事で、レン卿の設計へのこだわりがうかがえます。また、内部には大理石の床や彫刻、ステンドグラスが美しく装飾されており、静寂の中に神聖さが漂います。

見どころ

セント・ポール大聖堂には11時前に到着しました。

大体2時間ほどあれば十分に見て回れると思います。

入場前には荷物検査がありました。

リュックの中のポーチの中身まで確認されたのでセキュリティはかなりしっかりしているようです。

中に入るといきなり高い天井が見えてきます。

ヨーロッパの有名な教会に行くと、同じように高い天井のある空間があることが多いですが何度見てもその美しさと建築技術には驚かされます。

僕はキリスト教徒ではありませんが、それでも神聖な空間であることを感じ取れます。

大聖堂内の装飾は、古典的なものだけではなく、現代アートのような要素ももった十字架がかけられていたりもしました。

100mを超える天井を下から見上げると本当に壮観です。

このドームの上部にある通路が「ささやきの回廊」と呼ばれており、囁き声でさえも真反対に立っている人が聞くことができるような反響をする構造となっているそうです。

僕が行った際にはこの回廊への行き方がよくわからなかったので、もはや一般人が行けるエリアなのかも定かではありません。

そもそも一人旅なので行ったところで本当に囁き声まで聞こえるかは分かりません(笑)

ストーンギャラリーとゴールデンギャラリー

ドームの上層部までは一階から登ることができ、ロンドン市街を一望できる展望スポットとなっています。

52m地点にはストーンギャラリー、さらに上の82m地点にゴールデンギャラリーがあります。

上層部までは狭い階段を10分かからないくらい登ります。

これが思った以上にきついので、なるべく体力のあるうちに行くことをおすすめします。

古い建築物なのでエレベーターで上まで行ったり、ベビーカーや車椅子を上まで持っていくような構造はなかったと思います。

前後に人がいないと少し不気味な感じもしました(笑)

ストーン・ギャラリー

52m地点に到着しました。この位置からでも景色はすごくいいです。

ep26で訪れたテート・モダンやミレニアムブリッジ、テムズ川なども綺麗に見えました。

セント・ポール大聖堂の見どころの一つである、時計塔もここから見えました。

ここまで登ってしまったなら、ゴールデン・ギャラリーを目指すしかありません(笑)

さっきよりも急な螺旋階段を登っていきます。

途中には大聖堂を上から見下ろせる足元が透明なポイントもありました。

近くに座っているスタッフの方が見てみるように教えてくれたので、僕は見落とさずにすみました。

ゴールデン・ギャラリー

ついに82m地点まで到着しました。

ストーン・ギャラリーよりもさらに見晴らしがよく、ロンドン中が一望できます。

クリプト

地下にはクリプトがあります。

歴史上の重要な人物のお墓で、ネルソン提督やウェリントン侯爵などの軍人や、細菌学者でペニシリンを発見したフレミング、画家のターナー、ミレーなども眠っています。

ワーテルローの戦いでナポレオンを打ち破ったウェリントン公爵、トラファルガーの海戦でフランス・スペインの艦隊を破り同じくナポレオンを打ち破ったネルソン提督のお墓はクリプトの中でも豪華なものでした。

ウェリントン公爵の記念碑も聖堂の地上部にあります。

「クリミアの天使」ことナイチンゲールの記念碑もここにありました。

クリプト内にはエリザベス2世の紋章の入った旗も掲げられていました。それほどイギリスとって重要な場所というのが伝わってきます。

まとめ

セント・ポール大聖堂は、歴史、建築、そして信仰が融合したイギリスの歴史を体感できるスポットでした。

ロンドンを訪れる際には、ぜひセント・ポール大聖堂に足を運んでみてください。

という訳で今回はセント・ポール大聖堂をご紹介しました。

次回はハリーポッタースタジオツアーロンドンに行きます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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