ヨーロッパep13 🇧🇪 アントワープ観光編
ベルギー編の始まり
前回、オランダを離れて、鉄道でベルギーまで移動してきました。
今回からベルギー編スタート。
この日はアムステルダムから2時間ほどかけてアントワープまで移動。アントワープを観光して、その後また電車に1時間ほど乗ってホテルをとっているブリュッセルまで行くという少しハードな1日でした。
ということで、今回はアントワープを観光していきます。
アントワープ中央駅
Intercityで到着したアントワープ中央駅は通称「世界一綺麗な駅」。そのように称されるのも納得の豪華な駅舎は一度は行くべきです。
スーツケースが観光の邪魔になってしまうため、駅のロッカーに預けます。ヨーロッパは大きめのロッカーも大抵簡単に見つかるため、その点ではスーツケースでの周遊もなんとかなります。でも、やっぱり石畳との相性は最悪。
中央駅の外観はこのようになっています。
世界一豪華と称されるのにも納得な駅でした。
聖母大聖堂へ
中央駅からアントワープの象徴とも言える聖母大聖堂までは歩いて30分もかかりません。街並みをのんびり楽しめるため徒歩で向かうことをおすすめします。
フルン広場と呼ばれる広場の中央にはルーベンスの像があります。背景に見えるのが、ゴシック様式の傑作アントワープ聖母大聖堂です。
正面に移動するとおよそ123mの高さの尖塔に圧倒されます。写真に写り込んでいる像は『フランダースの犬』を記念したものとのこと。
それでは聖堂に入っていきます。もちろん聖堂の建築や装飾の壮大さに驚きますが、この聖堂で一番の見どころはルーベンスの作品たちです。
4点のルーベンス
この聖堂には4点のルーベンス作品があります。僕ははじめ目立っている3点しか見ていませんでしたが、ボランティアガイドの方が話しかけてくださり聖堂を案内して頂いた際に4点目があることを教えてもらいました。
まずは1点目は「聖母被昇天」。アニメ『フランダースの犬』の中ではこの絵を見るのにはお金はかからず、少年ネロも毎日のようにこの絵を見ていました。
聖母大聖堂のルーベンス作品の中ではこの作品が一番好みでした。ルーベンスの筋骨隆々な表現が個人的にあまり得意でないのかもしれません。
次に紹介するのは「キリストの昇架」。少年ネロが死の淵まで見ることの叶わなかった絵の一つがこちらの作品です。
先ほどはあまり得意でないと言ったが、映画のワンシーンのようなダイナミックな表現はやはり目を引く迫力を持っていました。
この絵を横から見ると裏側に描かれている聖人の絵も見ることができるのでお忘れなく。
3点目は「キリストの降架」。昇架の作品と合わせてこの2点が少年ネロがどうしても見たかったルーベンス作品。アニメの話ではありますが、現地で実際に目の前に立つとなかなか感慨深かったです。
最後に紹介するのが「キリストの復活」。こちらはボランティアガイドの方に教えていただけなかったら気づかずに終わっていたと思います。太陽光が反射して綺麗に写っていないことはご容赦ください。
他にもさまざまな作品が
以上4点がルーベンス作品です。聖母大聖堂は他にも芸術作品が多数置かれていてまるで美術館にいるようでした。というより普通の美術館では到底敵わない作品の豪華さも持っていました。
特にこの天井画は圧巻。二つの写真を並べるとどれだけ高い位置にこの絵があるのか伝わるかと思います。
ということで聖堂を出ます。外観もとても美しく、『フランダースの犬』の彫刻や聖母大聖堂を建造する様子を表した?像を見るのも楽しかったです。
大聖堂に程近いマルクト広場は市庁舎などのギルドハウスが並んでいます。中央にはアントワープの地名の由来になったという、巨人の手を切り落とし、河に投げ込んだブラボーの伝説に因んだ像もあります。
中央駅周辺
というころで中央駅の方まで戻って来ました。
駅に近い観光地としてはルーベンスの家がありますが、僕が行ったときは閉まっていました。またアントワープに来ることができたら入って見たいです。
駅周辺はかなり若者の街と言った雰囲気があり、ショッピングなども楽しめました。オランダ由来で日本にはまだ店舗のない「Dille & Kamille」にもこの時アントワープ店に寄ることができました。
5時間ほどあれば行きたかった観光地は十分に回ることができましたが、アントワープに宿泊してのんびり過ごすのもおすすめです。
今回はここまでとします。
次回はアントワープからブリュッセルに移動。ブリュッセルには数日間滞在したため色々なお話をお届けできると思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。