ヨーロッパep4 🇫🇷モンマルトルを歩く
前回パリ北駅でなんとかアムステルダム行きのチケットを手に入れた。
今回は列車までの時間に観光したモンマルトル編。
モンマルトル
パリ北駅でスーツケースをロッカーに預け、荷物を身軽にし、モンマルトルへ向かう。
モンマルトルはパリの18区にある、パリで1番高い丘のある地域の呼び名。そのために「モンマルトルの丘」という言葉に聞き馴染みのある人も多いかと思う。
モンマルトルは映画「アメリ」を見たことがあったため、個人的に行ってみたいと思っていた場所だった。日本での公開は帰国後だったが、「ジョンウィック4」でもモンマルトルが重要なシーンで登場していて印象的だ。
モンマルトルの観光名所と言えば、丘の1番上にある「サクレクール寺院」、世界的に有名なキャバレー「ムーラン・ルージュ」、数多くの著名人の眠る「モンマルトル墓地」などがある。
また、多くの芸術家の活動拠点とされていた歴史もあり、現在でも観光客の似顔絵を書く画家達が広場に集まってる。パブロ・ピカソやジョルジュ・ブラックらキュビスムの代表的画家も居た芸術家による拠点、「洗濯船(バトー・ラヴォワール)」もモンマルトルにあった。
いつまでもモンマルトルについて解説していたら永遠にアムステルダムに到着できそうにない。
そろそろモンマルトルを歩いてみよう。
パリ北駅から地下鉄に乗り、モンマルトルの最寄駅へ向かう。モンマルトルまで歩ける距離にある駅はいくつかある。
しかし、アムステルダム行きのチケットを確保できたことで安心しきっていた僕は、そのどれを使ったのかは全く覚えていない。
もしかしたら、まだ初日でパリの地下鉄の悪い噂は聞いていたためビビっていた(それで正解)ため写真を撮る心の余裕がなかったかもしれない。
何か言えるとすれば、駅からそれなりの時間を歩いた記憶がある。迷子になっていたのかもしれないが、高い丘を目指すだけなので流石にそれはないと信じたい。
とりあえず、サクレクール寺院を目指して階段を登って行く。サクレクール寺院へ向かうルートは、階段かケーブルカーの2つがある、短すぎるケーブルカーの運賃をケチって階段で登ることにした。
サクレクールへ向かう階段は、アンケート詐欺の温床として有名らしい。僕も実際に声を掛けられたが、絶対にアンケートを求められても書いては行けないと知っていたのでフル無視で上がっていけた。
サクレ・クール寺院
少し登ると、メリーゴーランドがあり、まだかなり遠い所に真っ白く美しいサクレクール寺院が建っているのが見える。「アメリ」のワンシーンと同じ画角と構図を目にした時は、感動し、本当にすごい場所に来てしまったと思った。
そうしてサクレクール寺院の目の前、「花の都」パリの街を一望できる場所へとたどり着いた。
ここでわざと見ないようにしていた後ろを振り返った時が僕がヨーロッパに到着したことを心から実感した瞬間だった。
少し景色を眺めたあと、サクレクール寺院の中へ入る。入場料は無料で荷物検査を通過すれば誰でも入れる。
サクレクール寺院は第一次世界大戦の犠牲者のための寺院だ。しかし、寺院の建てられた時期のフランスは政治が不安定であり、サクレクール寺院を1871年に始まるパリ・コミューンに体する反動の象徴であると見なす人もいるということだ。
寺院の中は非常に落ち着いた雰囲気で、中央の高い天井から光が差し込むようになっている。寺院内の周囲には聖書に関連する彫刻やステンドグラスが置かれている。
人の多い場所をずっと移動し、疲労の溜まりに溜まった僕は、寺院内の椅子で足を休めているとウトウトしてきた。こんなところで寝落ちしたら大変だと思い、寺院を出ることにした。
サクレクールから出て、少し移動すると広場のような場所があり周りをレストランやお土産屋が囲んでいる。そこを歩いていると、絵描きのおじさんが「Just a model!」的なことを言いながら僕の絵を描き始めようとする。「ごめん、時間ない」と言って回避。
僕はいくらで描いてくれるのかを知らないが、お金に余裕があったら、絵を描いて貰うのも良い思い出になると思った。次は描いてもらおう。
こんな感じでフラフラと歩いていると16時30分くらいになった。Thalysに乗る時は荷物検査の必要性などから少し早く駅についていた方が良いため、そろそろパリ北駅へもどってゆっくりすることにした。
モンマルトルからの帰りはアビス駅から地下鉄に乗車したが、この近くにはジュテームの壁という有名な観光地があるため忘れずに!僕は場所がよく分からないし、なんだか疲れたのでパスにした。
パリに着いてから、なぜだか、ここにはこれからも何度か来る気がしたので次の旅に楽しみを取っておくとしよう。
ということで、モンマルトルを満喫し、パリ北駅へ無事戻って来た。
初めてのヨーロッパを体験するのにふさわしいモンマルトルだった。
次回は遂にフランスからオランダのアムステルダムへ移動する。
今回もここまで読んでいただきありがとうございました。