ヨーロッパep11 🇳🇱クレラーミュラー美術館　見学編

前回はアムステルダムから少し離れたクレラーミュラー美術館までの道のりを紹介しました。

今回はクレラーミュラー美術館の見学編。

クレラーミュラー美術館

クレラーミュラー美術館はなんといってもそのゴッホ作品の所蔵数の多さで有名だ。所蔵数はゴッホミュージアムに世界2位となっている。

そして、クレラーミュラー美術館はデ・ホーへ・フェルウェ国立公園の中にあり、その広大な敷地を生かした戸外での彫刻の展示においても有名だ。

バス停から少し歩くと、最初に地面に刺さった大きなシャベルが目に入る。それを横目に並木道を歩いていくと、美術館の建物と男性の像、その奥に赤い鉄骨で作られたオブジェが目に入る。

この赤い鉄骨はクレラーミュラー美術館のKを表しているのだろうか。

鑑賞開始

それでは館内に入る。まず、ロッカーに荷物を預けて身軽にして鑑賞スタート。

この美術館はゴッホの代表作がメインとなっているが、ピカソやモンドリアン、ジャコメッティなどの作品も所蔵しており、それらの展示品も来館者の目当てとなっているようだ。

まずはクレラーミュラー美術館で見られるゴッホ以外のアーティストで好みだったものを並べてみる。ルドンの「キュプロクス」などの有名な作品も見ることができた。

「キュプロクス」は日本にクレラーミュラー美術館の作品が来日していた際に見ていたので現地で再びお目にかかれて良かった。

ゴッホ・ギャラリーへ

次に、この美術館のメインのゴッホの作品を展示するゴッホ・ギャラリーに入る。

僕がずっと実物を見てみたいと思っていた「夜のカフェテラス」や、「アルルのはね橋」を含むゴッホコレクションにはゴッホミュージアムに行った時と同様に圧倒された。

僕がいったときは来館者の数も少なめであり、ゴッホの作品と1対1でじっくり鑑賞することができた。

これらの作品が日本に来日したら連日超満員の混雑を見せるだろう。そんな作品たちに自由に近づいたり、綺麗に見える距離感や角度を探りながらゆったり鑑賞できたのは本当に贅沢な体験だった。

野外の展示へ

ゴッホ作品を思う存分鑑賞できたため、次は野外の彫刻展示を鑑賞しにいく。

野外は美術館に置いてあるパンフレットに記載されている地図を見ながら回ると歩きやすい。

水面に浮かばせられている彫刻がくるくる回っていたり、ものすごく大きな広場のような作品があったり、ロダンの彫刻も野外に置かれている。

冬だと少し寒いが、自然とその中に置かれたたくさんの芸術品に囲まれた野外の展示は必見だ。

大焦りしたプチトラブル

ということで見学はここまでにして、クレラーミュラー美術館から行きとほぼ同じ道のりでアムステルダムまで戻っていきたいと思う。

と、実はここで大焦りする出来事が起こった。

美術館までの2時間の間暇だった僕はスマホで使い続け、美術館の中でもスマホで写真を撮ったり、気になる作品について調べたりとスマホを酷使しまくっていた僕は、スマホの充電がかなり減っていることに気づいた。

いつも通りモバイルバッテリーで充電しようと思って、バッテリーをリュックから出すとなんとバッテリーの残量がゼロになっている。おそらく前日にバッテリーの充電を忘れていた。

スマホの充電がなくなったらwifiに繋げる機器がなくなってしまうため、前回紹介した複雑な経路を何も見ずに帰ることになる。

このとき本当に大焦りして、慌てて経路を検索し、スクショを撮って、とりあえずiPadにエアドロップで送った。

そのあとはものすごく焦りつつもそのスクショを頼りになんとかホテルまで帰ることができた。

ホテルに着いたときは本当に安心して、その日は午後6時くらいからずっと部屋に引きこもって、部屋のテレビのネットフリックスでジブリを見た。

皆さんも旅行の際は、スマホの充電にはお気をつけを！現代においてスマホなしの旅行は考えられない。

今回はここまで

ということで、クレラーミュラー美術館の見学編はここまで。

正直かなりアクセスは悪い美術館ではありますが、ゴッホファンの方をはじめ芸術に興味のある方にはクレラーミュラー美術館をぜひ一度は訪れて欲しい。

次回でオランダ編はいったん最後となります。次に目指すのは隣国のベルギー。

ここまで読んでいただきありがとうございました。